オープン・サービス・イノベーション
オープン・サービス・イノベーション
生活者視点から、成長と競争力のあるビジネスを創造する
著者:Henry Chesbroughヘンリー・チェスブロウ
監修・監訳:博報堂大学 ヒューマンセンタード・オープンイノベーションラボ、TBWA博報堂
出版社:阪急コミュニケーションズ
【著者プロフィール】
オープン・イノベーションの父として知られる。
現在、カリフォルニア大学バークレー校ハース・スクール・オブビジネス教授(adjunct professor)、エグゼクティブ・ディレクターとしてオープン・イノベーション・センターを率いる。これまでにハーバード・ビジネス・スクール助教授などを歴任。イエール大学卒、スタンフォード大学でM.B.A.を取得の後、カリフォルニア大学バークレー校で経営学のPh.D.を取得。
主な研究対象は、テクノロジーおよびイノベーションのマネジメント。
処女作となったOpen Innovation(邦訳:『OPEN INNOVATION』産業能率大学出版部)において、なぜ企業は、内部のテクノロジー同様、外部のテクノロジーを活用し、内部と外部のルートを通じて、市場に出すべきかを論考。「ストラテジー・アンド・ビジネス」誌、およびNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)の旗艦ニュース番組である「All Things Considered」でイノベーション書籍部門「ベスト・ブック」に選ばれ、8カ国語に翻訳される。また、ウィム・ヴァンハバーベク、ジョエル・ウェストらとの編著Open Innovation: Researching a New Paradigm(邦訳:『オープンイノベーション』英治出版)がある。第三作目となるOpen Business Models(邦訳:『オープンビジネスモデル』翔泳社)では、ビジネスモデルのイノベーション、知的財産管理、イノベーション市場への分析を進め、「ビジネス・ウィーク」誌でイノベーション書籍の「ベスト・ブックス」に選ばれ、6カ国語に翻訳されている。
『オープン・サービス・イノベーション』では、サービス重視の経済が加速する昨今、オープン・イノベーションとサービス・アプローチを組み合わせることがビジネスの成長と競争にとって、効果的な方法であることを実証した新たなアプローチを提案している。幅広い業界、地域、状況での具体的応用事例を多数紹介し、オープン・サービス・イノベーションのアプローチをわかり易く示した指南書になっています。
序章 オープン・サービスとイノベーション
第1章 オープン・サービス・イノベーションの必要性
【第1部】イノベーションと成長を促すフレームワーク
第2章 ビジネスをサービスとして考える
第3章 顧客との共創
第4章 社外にサービス・イノベーションを広げる
第5章 サービスでビジネスモデルを変換する
【第2部】オープン・サービス・イノベーション
第6章 大企業のオープン・サービス・イノベーション
第7章 中小企業のオープン・サービス・イノベーション
第8章 サービス・ビジネスのオープン・サービス・イノベーション
第9章 新興経済国でのオープン・サービス・イノベーション
第10章 オープン・サービス・イノベーションの今後