美しい人をつくる「所作」の基本
禅が教えてくれる
美しい人をつくる「所作」の基本
著者:枡野 俊明
出版社:幻冬舎
【著者プロフィール】
曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授、ブリティッシュ・コロンビア大学特別教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺で修行。禅の庭の創作活動によって、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章
禅の教えには、美しく生きるための知恵がたくさん詰まっています。
所作を磨くと、心身も人生も輝く。まず、姿勢、言葉、朝の時間を整えて。
シンプルだから今すぐできる!無駄を無くして丁寧に生きる知恵70。
【第1章】なぜ、ワンランク上の人は、“立っているだけ”で違うのか?
「立ち居振る舞い」とは何?なぜ、重要?
美しい所作が、よい「縁」をもたらす理由
多くのものは簡素になればなるほど美しい
そもそも人の「美しさ」とはなんだろう?
所作・呼吸・心は三位一体。イライラしている人に、所作の美しい人はいない
便利さや効率ばかりを追うと、ますます美しさから離れることに
なぜ美しさと禅が関係あるのか?
日常のすべての動作をおろそかにすれば、心は乱れる
【第2章】基本姿勢と呼吸を整える
「おばさん」とはいわせない!美しく生きるために…
姿勢を整えると、仕事も健康もいいことだらけ
正しい立ち方・座り方―目線も意外に大切なポイント
腹式呼吸が楽にできる姿勢が、いい姿勢
呼吸は正直なあなたの心を示す
正しい呼吸は、まず「吐ききる」
二人が同じ実力であれば、呼吸が整っているほうが勝つ
人物判断の際に「足元」は100%チェックされる
「手」の所在は心のあらわれ
【第3章】所作を整える―“自分自身と向き合う”編
行動の折り目は、心の折り目
「所作」を整えるよりも、「心」を整えるほうが難しい!
他人を見て、いいな、素敵だな、と思ったことは、まず10日続ける
正しい言葉を使う
毎朝、両手を合わせる
裸足で生活してみる
ゆっくり、季節を感じながら歩く
畳のヘリを踏まない
ゴミは正しく捨てる
「汚れたものは、その日のうち」の理由
華道の心を知り、花を飾る
古いものを大切する
過去のことは悔やまない。将来のことを不安に思わない
【第4章】所作を整える―“人や社会と向き合う”編
あいさつの力を知る
美しい文字を書く
どんな立場の人にも敬意を持って話す
目上の人を尊敬する。礼節を知る
メールではなく、直接話す
もてなしとは、もてなす側も、もてなされる側も力量が問われるもの
苦手な人と付き合う場合の所作
【第5章】禅の心、日本の美しい心をもっと深く知り、所作を整える
風呂敷を使おう
手拭いを使おう
打ち水の意味とは
割り箸が最高のおもてなしである理由
月を愛でる。月齢に合わせて生活する
家族との時間を大切にする。できれば、三世代一緒に暮らす
少し高くても愛着の持てるものを買う―が、買い物を極意
「再利用」とは、“見立て”をし、別の命を吹き込むこと
無駄を省く・捨てる極意
日本文化に触れる