ウーマンエコノミー
世界の消費は女性が支配する
『ウーマンエコノミー』
世界の消費は女性が支配する
ボストン コンサルティング グループ
著者:マイケル・J・シルバースタイン、ケイト・セイヤ―
監訳:津坂美樹・森健太郎
訳:石黒薫
出版社:ダイヤモンド社
【著者プロフィール】
■マイケル・J・シルバースタイン
ボストン コンサルティング グループ(BCG)シカゴ事務所シニア・パートナー&マネージング・ディレクター。米国ブラウン大学卒、ハーバード大学経営学修士。UnitedPress Internationalを経て現在に至る。消費財・流通業界を中心に多くの戦略コンサルティングを手掛ける。
■ケイト・セイヤ―
BCGニューヨーク事務所パートナー&マネージング・ディレクター。米国ダートマス大学卒、欧州経営大学院経営学修士。ジョンズ・ホピキンス大学高等国際問題研究大学院国際関係・経営学修士、オーストリア大手消費財企業を経て現在に至る。消費財・流通業界を中心に多くの戦略コンサルティングを手掛ける。
※ボストン コンサルティング グループ(BCG):世界38各国に66の事務所を設置する世界的な経営コンサルティングファーム。
めきめきと力を付けてきた女性の底力が、今顕在化しつつある。世界40カ国12,000人ものの女性の声を集めたデータバースと、深層心理に迫るインタビューで彼女たちの考え、思い、ニーズやウオンツ、さまざまな物語に耳を傾け、それを何百万もの家計の「CF0」(最高財務責任者)である彼女たちの購買力と結び付けて分析した。この切り口がこの本の特にユニークな点だ。BRICsより巨大な市場を形成する女性の「購買」深層心理に迫り、国境を越えて台頭する「ウーマン・エコノミー」の知られざるインパクトを解明。
・世界全体で働く女性は10億人を超える。
・高等教育における女性の割合は、アメリカで57%。世界では47%。
・世界の消費の64%は、女性が支配している。
・女性の消費は、現在の2,000兆円から、数年後には2,800兆円に拡大する。
【序章 革命的チャンス】
【第Ⅰ部 ウーマン・エコノミーを動かす力】
第1章 世界で最も注文の多い消費者
第2章 6つのライフスタイル・パターン
・エリート女性
・超多忙主婦
・生活エンジョイ派
・悠々シニア層
・自力生活型
・家計逼迫層
第3章 話のわかるブランド
【第Ⅱ部 女性とつながりが深い分野】
第4章 食―「晩ごはん、何にしよう?」/日々の悩みへの答え
第5章 フィットネス―心も体も健康になるために
第6章 美容―今度こそ効いてほしい
第7章 アパレル―飽くなき探求、大いなる不満
第8章 金融サービスと医療―最も不満を感じるカテゴリー
【第Ⅲ部 世界各国の女性たち】
第9章 成熟経済圏 ヨーロッパと日本
・スウェーデンと北欧諸国:世界が目指すべき基準
・ドイツ:家庭と仕事の両立に奮闘
・フランス:やることもストレスも平均以上
・イタリア:意外にも不満だらけ
・スペイン:主導権を握る女性
・日本:根強く残る男女分業論
第10章 振興経済圏 BRICs、メキシコ、中東
・中国:将来には希望、現在には不満
・インド:成長と社会変化
・ロシア:お金と自尊心
・ブラジル:経済・情熱大国
・メキシコ:長時間外で働く女性たち
・中東諸国:ストレスは少ないが、主導権もない
第11章 世界のために「もっと」
【終章 女性の台頭―平等、パワー、影響力の未来】