長生きできる街づくり
若者や子供たち、未来世代に贈るTOP構想
長生きできる街づくり 若者や子供たち、未来世代に贈るTOP構想
編者:千葉大学 予防医学センター
出版社:PHPパブリッシング
【編者紹介】
千葉大学 予防医学センター
2007年6月、体の健康、心の健康、健康によい環境を3本柱に、サステナブル(持続可能)な健康づくりを目指すために設立されました。
国内外の大学との国際連携、情報収集、セミナーの開催などさまざまな活動も精力的に行っています。
Town of Public Health(TOP構想)・・・「公衆衛生からの街づくり構想」という意味で名付けられました。特定の疾患を予防するだけでなく、街づくりの段階から「予防医学」をコンセプトとし病気になりにくい建物や施設・社会づくりを目指すものです。子供や若者だけでなく、高齢者も日々元気になるような環境を構想し、高齢化が進む未来も安全にすごせる街づくりを考えていきます。なぜ今、それらが必要なのかをわからせてくれる一冊です。
【第1章 「なぜ今、TOP構想が必要なのか」】
-千葉大学予防医学センター長 森 千里
1.TOP構想とは―「大医癒国」
2.長寿社会の実現と幸福感
3.子供の疾患の急激な変化
4.環境ユニバーサルデザインの考え方
5.TOP勉強会と本書の関係
【第2章 「医学界からの提言」】
「子供を安心して産める街へ」
-山王病院院長・国際医療福祉大学大学院教授 堤 治
「痛みを癒す街に」
-東京女子医科大学麻酔科主任教授 尾崎 眞
「自分を取り戻す街」
-日本医科大学形成外科学教室主任教授 百束比古
-フェイシャルセラピスト・歯学博士 かづきれいこ
「光を放つ医療・健康産業の街に―メディポリス指宿プロジェクト」
-新日本科学代表取締役社長・メディポリス医学研究財団理事長 永田良一
「目にやさしい街―Vision125実現を目指して」
-慶應義塾大学医学部眼科学教室教授 坪田一男
「超高齢社会対応の街づくり」
-東京大学高齢社会総合研究機構特任教授 秋山弘子
-東京大学大学院医学系研究科教授(同機構運営委員長) 大内尉義
「長寿遺伝子がオンになる街」
-順天堂大学大学院医学研究科教授(加齢制御医学講座) 白澤卓二
「芸術と医療の調和する街」
-広島市文化財団常任顧問・理事・広島市現代美術館館長 原田康夫
【第3章 「柏の葉で目指す、未来世代のための街づくり」】
-千葉大学予防医学センター副センター長 羽田 明
-千葉大学大学院医学研究院教授 清水栄司
-千葉大学環境健康フィールド科学センター助教 戸髙恵美子
-千葉大学大学院医学研究院非常勤講師 椎名一博
1.経済成長を目指す社会からFor the next generationというサステナブル社会へ
新しい社会のパラダイムを求めて
2.柏の葉の取り組み
人と地球の健康を育む街を目指して
〔ケミレスタウン〕-戸髙恵美子
〔がん患者・家族総合支援センター〕
〔AED1万人講習プロジェクト〕
〔十坪ジム〕東大生涯スポーツ健康科学研究センター
〔はっぱっぱ体操〕
〔うつ改善実証プログラム〕
「心の健康管理システムの重要性」-清水栄司
〔フリークライミングウォール〕
〔ピノキオプロジェクト〕
〔マルシェコロール〕
〔かしわで〕
〔野菜工場〕
〔緑のネットワーク(柏の葉公園、千葉大学環境健康フィールド科学センター、二重の並木道、他〕
〔国立がんセンター東病院〕
〔辻仲病院柏の葉〕
「健康サポートネットワークの実現へ」-羽田 明
〔次世代医療モール構想〕
3.世界のTOP構想―戸髙恵美子
4.TOP構想の全体像
5.TOP構想の実現に向けて