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医療法人友紘会 彩都友紘会病院

概要

医療法人友紘会彩都友紘会病院は、西日本初の民間がん治療病院として、大阪府茨木市と箕面市にまたがる国際文化公園都市“彩都”の中核を担う“彩都ライフサイエンスパーク”内に、平成19年秋開院されました。「人とよりそう ひらかれた病院」を理念として、「切らずにがんを治療する」というテーマを基に、最先端の放射線治療装置による放射線治療をはじめ、内視鏡、化学療法、免疫療法、緩和ケアなどを総合的に組み合わせ、各分野の専門医療人による患者様を中心としたチーム医療が行われています。

北に緑豊かな北摂の山並みが映え、広く大阪平野が一望される晴れやかな丘陵に立地する病院敷地には、沢山の桜が植栽され、通常見受けられる無機質な病院外観とはおよそ異なるネオクラッシック調の優雅な外観と、格調高いホテルを思わせるエントランスが訪れる方を温かくお迎えします。

作り手の思い

エントランスホールの壁面に、病院のシンボルでもあるレリーフ「解剖学講義―医学の原点を求めて」が掲げられています。
このレリーフのオリジナルは、世界最古の大学であるボローニャ大学解剖学教室にあります。理事長先生の母校の解剖学実習室にそれを模した作品が掲げられていて、医学の原点に立脚し理想的な医療を行う理念を継承し、藤原郁三氏を起用して再現しました。

エントランスからエスカレーターを降りると、同じく藤原郁三作で、大地から大空へ力強く伸びる樹をイメージした陶の「生命の樹―生命の大地に乾杯」が放射線受付の壁面にいっぱいに広がっています。2F光庭には、音楽は世界共通の言葉、耳で聞き、目でアートを見て、柔らかな旋律を感じてほしいという祈りを込めて、中垣克久作のグランドピアノをモチーフにしたブロンズ彫刻「歓びの歌―世界の言葉でメッセージ」を制作しました。

屋上庭園には赤川政由作のメルヘンの世界を連想させる可愛い銅オブジェ「おばあちゃんの話―世界には楽しい話がいっぱい」を設置。
理事長先生が大切にされている生命の尊厳、生命の大切さ、生きる喜び、医学の原点について何度も相談を重ね、病院における環境アートの役割を果たせるよう、想いを熟成させながら立案し、制作・設置させて頂きました。