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プロフェッショナル・ネットワーク
早見 賢二【木工作者】
【略歴】
1948 大阪生まれ
1972 木工芸を始める
1977~ 個展活動
1991~ 実物大鳥モビール群「鳥たちの空」を展開
(長野・宮城・沖縄・兵庫・旭川など)
2001~ 壁面作品制作
(東京・札幌・東川町・和歌山・大阪など)
ガラス、染(布)作家とコラボ作品制作
旭川工芸デザイン協会会員
『ももんが森の大きな木』北海道東川町立幼児センター 幅5,500×高さ1,800×奥行350
他にモビール部分あり。私の住む地元の豊かな自然とそこで遊ぶ子を表わしています。
立ち木の葉には卒園する子の名が入り、6年後思い出の品としてその子の手元に戻ります。
『ひとりじゃないね』
国立医療センター(東京世田谷区)幅2,700×高さ2,400。全国で初めての国立の小児病院。子供は親元を長期離れて入院することがあります。そんななかで「ひとりじゃないよ」のメッセージを込めました。
『鳥モビール「アホウドリ・オオグンカンドリ・カツオドリその他」』
沖縄県立南部医療センター・子供医療センター 沖縄に生息する大型の海鳥を天井2ヵ所から吊るし、実物大の鳥たちはゆったり高さ12mの空間を舞っています。
見るだけでなく、思わず触れてしまうものをつくっていきたい
北海道大雪山の山麓に住み仕事をしています。
かつての工作少年は、多くの鳥や動物が棲むここの自然から大きな影響を受けものづくりを続けています。
私らしい仕事の例として「ももんが森の大きな木」(2010 地元東川町幼児センター)を取り上げてみます。モデルはこの辺りの森であり、私の子たちです。幼児センターでは子供たちがしっかり触って遊んでいます。小さい子は年上の子に抱っこされて届くようになり嬉しそうです。ノミ跡を残した木の細やかな凹凸が、手から体に、心に入ってきて「記憶」になってくれればと願っています。これからも、木という素材を使って他にはない「早見色」作をつくり続けようと考えています。