トップページ プロフェッショナル・ネットワーク 原すがね【造形作家】
【プロフィール】
東京生まれ
1985年 多摩美術大学デザイン科染織専攻卒業
1987年 多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専修修了
繊維素材の可能性を探りながら造形・デザイン活動をおこなっている。
明星大学非常勤講師/日本テキスタイルカウンシル、ヨーロピアンテキスタイルネットワーク会員
【近年の主な展覧会】
《2005年》
「ファイバーアートビエンナーレ」サンクトガレン・スイス、「Banded Blue鶴岡アートフォーラム会館記念展」山形、「国際テキスタイルアート展 Kaunas05」カウナス・リトアニア他多数
《2006年》
「第3回越後妻有大地の芸術祭」新潟、「第2回WTA国際テキスタイルアートビエンナーレ」ワークショップ・レクチャー・招待出品(国際交流基金助成)サンホセ・コスタリカ、「第3回国際Artistic Linen Cloth Biennial」クロスノ・ポーランド
《2007年》
「Miniartextilcomo」インスタレーション部門・招待出品/コモ・イタリア、「日韓ファイバーアート展」武蔵野美術大学・東京、「第3回国際ミニテキスタイルビエンナーレ」ヘルスン・ウクライナ
《2008年》
「第5回From Lausanne to Beijing ファイバーアートビエンナーレ」北京・中国、「Exposicion FIBRAS 08」マドリッド・テキスタイル美術館・スペイン、「Treme d'Autoreキエリ市コレクション展」イタリア、「Today's Art Textile」田中一村美術館・奄美大島
《2009年》
「白の表現・第4回国際ミニテキスタイルビエンナーレ・ジョイント展」企画・出品/ヘルスン・ウクライナ、「第3回ミニテキスタイルトリエンナーレ」/ハンガリー、「第5回WTA国際テキスタイルアートビエンナーレ・Alto Puntaje」招待出品/ブエノスアイレス・チリ
《2010年》
「Sporenテキスタイル・フェスティバル」オランダ・ライデン、「Session テキスタイルアート・ミニアチュール展」企画・出品/KCC gallery・東京、「テキスタイルアート・ミニアチュール展》・百花彩才」二子玉川高島屋ルーフギャラリー・東京、「テキスタイルの未来形展2010」(2005年~)アクシスホール・六本木・東京
【個展】
ワコール銀座アートスペース、ガレリアグラフィカbis、プラスマイナスギャラリー、巷房、その他
【受賞】
2003年 銀賞「第3回国際ミニアチュールテキスタイルアートエンカウンター」サカテカス・メキシコ
2004年 佳作「第2回国際Artistic Linen Cloth Biennial」クロスノ・ポーランド
2007年 ベストワークス受賞「第3回国際ミニテキスタイルビエンナーレ」ヘルスン・ウクライナ
2008年 エクセレント賞「第5回From Lausanne to Beijing ファイバーアートビエンナーレ」北京・中国
【作品収蔵】
Museum Rzemiosla w Krosno/ポーランド
World Textile Art Organization/アメリカ
Citta de Chieri(キエリ市)/イタリア
《No one won the victory》サイズ:H190×W390cm
素材と技法:オーガンジー(ポリエステル)、ミシンワーク/制作年:2003年
《Shore》
サイズ:H280×W500×D60cm
素材と技法:
オーガンジー(ポリエステル)、ミシンワーク
制作年:2007年
《生命の泉/Vessel of Life》
インスタレーション
素材と技法:籐、編む
制作年:1997年
声高ではなく、静かに、そして確かな取り組みで
あまりに多くの困難を抱える時代に生きている私達は、ゆっくり立ち止まって自分の内面に響く声に耳を傾ける余裕すら失いがちです。私の手の痕跡=作品が小石を投げ込んだ水面のように、誰かの気持ちにさざ波を起こし、立ち止まっていただく機会になれば幸いです。テキスタイルの素材は柔らかい皮膚のように人の心に寄り添ってくれる素材です。その可能性は尽きる事がありません。芸術がどれほどの力を持ち得るのかは未知数ですが、決して声高ではなく、静かに、そして確かな歩みで取り組んで行きたいと考えています。