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荒木 優子【グラフィックデザイナー】 多様な価値観が存在する現代だから、不変=自然を目指してデザインする。

【プロフィール】
神戸芸術工科大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科准教授。グラフィックデザイナー。パッケージ、ポスター、シンボルマークのデザインや、ブランドアイデンティティ、空間におけるグラフィックまで幅広い領域のデザインをおこなう。

【受賞歴】
JAGDA新人賞、東京ADC賞、ニューヨークADC銀賞、日本タイポグラフィー年鑑ベストワーク賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、日本産業広告総合展通商産業大臣賞、シュットガルト国際カレンダー展銀賞など受賞。

【展覧会】
Poster For Cultural Diversity展(ICOGRADA/キューバ国立美術館)、9 FEMMES GRAPHISTES展(MOIS DU GRAPHISME D’ECHIROLLES/フランス・エシロール市)、SUPERWOMAN展(香港ポスターリーグ/香港文化博物館)招聘デザイナー。

【所属】
日本グラフィックデザイナー協会、東京タイプディレクターズクラブ会員。

【メッセージ】
外国の街を歩いていると突然、自分が旅人であることに気付く瞬間がある。それは私のなかの「日本」に気付く大切な瞬間。十代の頃はファッションデザイナーに憧れた。やがて広告の世界に入って自分探しを始め、俳句をテーマに作品をつくった。それ以来「日本」は大切なテーマのひとつになった。「これが日本なの?」と問われることもある。私が探しているのは、誰も見たことのない新しい日本。もともと楽天家。デザインは人をハッピーにするものだと信じている。コンセプトから発想するデザインももちろん大切。でも、少し肩の力をぬいて「楽」のデザインを探す旅に出かけてみたい。

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《The Laboratory》四角の箱に対するアンチテーゼ  JAGDA新人賞受賞(1994)

《Haiku Collection》古典俳句の印象の世界に遊ぶ 東京ADC賞受賞(1994)

それは、不変としての自然

時代とともに塗り替えられる価値観と相反して、人類が誕生してから変わらないものがある。それは不変としての自然であり、人はずっと心の奥底に畏怖と尊敬を抱いてきた。人間は自然の一部で、そこに依存して生きている。環境全体に影響を与える存在であるデザイナーだからこそ、特に意識しておかなければならないことだと思う。ものの行方を見守ること、そして必要以上につくらない。真の豊かさが求められる今、デザインの社会的な役割を通して、あらゆる質を見直すことが必要と感じている。

作品のご紹介

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