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Yuko Takada Keller/高田ケラー有子【造形作家】 「人が忘れかけている大切なモノやコト」を思い起こせる空間作り

【プロフィール】
1958年大阪生まれ。1983年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。1994年から1997年まで、成安造形短期大学(現大阪成蹊大学美術学部)にて助教授。1997年よりデンマーク在住。日本在住時よりヨーロッパ、アメリカなどで作品を発表。近年はデンマークを中心にヨーロッパ、日本で作家活動をしている。キュレータとしても、日本のアーティストをデンマークに紹介する展覧会の企画をしている。近年は音楽とのコラボレーションなども企画。ホスピタルアートへの働きかけも始動している。造形作家活動ではないが、著書に『平らな国デンマーク〜「幸福度」世界一の社会から』NHK出版生活人新書がある。

【実績】
公的空間への作品として、東京都水道局「水の科学館」、岡山県早島町町民会館「ゆるびの舎」、兵庫県看護協会、レストラン「ウーバレ・ゴーデン」(西宮市)に作品を手がけている。デンマークでは、文化会館Portalen(Greve市)、Hillerød図書館に常設作品が入っている。2004年にはデンマークのFrederiksborg県芸術賞を受賞。展覧会企画では2007年企画のJapanese Supplenessに、デンマークのマルグレーテ2世女王陛下に来ていただき、ご案内役を勤める。デンマーク芸術家協会会員。

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“Life of The Blue” 2000年作。市民の要望が聞き入れられ、デンマークGreve市にある文化会館Portalenに買い上げられた作品。

【左】初期の代表作”Prismatic” 1989年作。7500個の三角錐で構成。現在までの20年間に5カ国18都市で展示。

【右】“Between the Air” 1996年作。空気中の見えないもの中にこそ、大切なモノが存在することを表現した作品。

見えないものの中にこそ大切なモノがある

さまざまな情報伝達手段が飛びかう現代社会において、手でモノを作る事の喜びと大切さは、いつの時代にも長く受け継がれて欲しい、と心から願っている。私が作品の中で使うひとつひとつの小さなパーツは、命のかけら。分子的要素の役割を持って、作品を構成している。その小さな命のかけらたちは、普段は見過ごしがちな、些細なものにすぎないかもしれない。でも、目を凝らして、また注意してみて見れば、見えないものの中にこそ、大切なモノやコトが存在すると意識できる。そんな、人が忘れかけている大切な要素を思い起こせる空間作りから、人々の心に温かいモノが流れる事を願っている。

作品のご紹介

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